Procoreを実装した直後、AscotはERPシステムであるXeroとの連携ができていないことに気付きました。その結果、3人の従業員が毎日何時間もかけて手動でデータを入力し、ドキュメントに記入する作業が必要になりました。この作業を排除するため、Ascotはシステムの大幅な刷新か、現行システムで連携を強化するための投資をするかの選択を迫られました。
Ascotは当初、システムの大幅な刷新を検討しましたが、既存のProcoreとXeroのシステムを更新するにはコストがかかりすぎることがわかりました。そこで、2つのシステムを連携させるためにサードパーティのインテグレータを雇うことを検討しました。サードパーティのプロバイダを雇えば、Ascotがプログラミングや将来のメンテナンスを行う必要がなく、既存の開発資産をそのまま活用できるため、よりコストメリットがあることがわかりました。検討当時、このようなソリューションを提供している企業はいくつかありましたが、最終的に、以下の要因からCalanceが選ばれました。
Calance はAscotのビジネス ニーズに合わせて設計し、 4 週間でこのソリューションを実装しました。この統合により、Ascotは面倒なプログラミングや複雑なセットアップなしで、無駄な手動入力を排除できました。Calanceはこれを、ProcoreとXeroの財務データを連携させるクラウドベースの構成変更が容易なシステムとして実現しました。
統合ソリューションは Ascot 用に構成され、厳密にテストされました。ソリューションにより、アクティブなプロジェクトはXeroと完全に同期されました。さらに、Calanceの「As a Service」アプローチにより、基礎となるProcore APIとXeroコンポーネントインターフェイスに変更があっても、さまざまな統合フローが変更に合わせて自動的に更新されます。
Ascotは、この統合から短期的利益と長期的な利益を得ました。まず、手動入力にあてていた時間をより重要なタスクに再割り当てし、価値を高めることができました。実装後、システムへの二重データ入力が排除されました。各データを手動でシステムに入力する代わりに、統合モジュールにより自動で連携されます。その結果、人為的ミスが排除され、データ品質が向上しました。今日、CalanceはAscotのニーズの変更に応じてシステムを柔軟に変更しています。